ベトナムNO.1の運用型デジタル広告代理店に!

会社名: Moore Online Solution Development Corporation

事業内容:広告代理店

利用サービス:kintone on cybozu.com

利用用途:顧客管理・契約管理


Moore Online Solution Development Corporation (以下Moore)はホーチミンに本社を構えるインターネット広告代理店である。日系企業にも拘わらずその顧客の大半はベトナム資本企業という、在ベトナム日系企業の中でも稀有な存在である。同社のビジネスとkintone活用方法についてBusiness Development Director 栗原氏にお話を伺った。


会社概要 ~顧客の8割はローカル企業~

Moore社は「Google AdWords」や「Facebook広告」などのデジタル広告を顧客企業に代わって運用し、売上向上やイベント集客など顧客の目標達成をサポートするデジタル広告代理店である。例えば、オンラインショップの売上向上やイベント申込者数拡大など、顧客企業が求める成果に対して、ユーザーの反応を見ながら、広告運用を最適化するサービスを提供している。

 

広告の最適化には、デジタル広告運用のノウハウや、最新の媒体情報が必要とされるが、同社は日本で培った長年のノウハウと最新情報をスピーディにキャッチアップすることで高いコンサルタント力でビジネスを展開している。営業とコンサルタントの全員が、Google AdWords認定資格*を取得しており、的確な広告運用スキルには定評がある。 

 

Moore社の親会社である株式会社アイレップ(以下アイレップ)Moore社を買収する以前、同社はベトナム資本の広告代理店であった。

Moore 社はベトナム資本により2007年に創業した広告代理店だが、2014年に、日本の運用型デジタル広告代理店大手アイレップの子会社となった。

創業して以来培ってきたベトナムローカル企業に対する営業ノウハウおよび顧客基盤に、アイレップの強い広告運用力を組み合わさることに成長がより加速した。業績は目下右肩上がりだ。

そんなMooreにも解決しなければならない課題があった。顧客情報や契約データの見える化である。

 

* Google が公式に認定する資格。AdWords に関する基礎知識や応用力、実務能力に優れた個人が試験を経て取得できる。 

課題 ~情報の分散と欠けていた業務スピード~

Moore 社ではベトナム資本による創業ということもあり、管理面に改善すべき課題を抱えていた。

顧客情報や契約情報、そして契約後のサポート状態を一元的に管理する社内フローがなく、顧客情報は営業担当それぞれが管理している状態であったのだ。

またベトナムには日本のように企業の与信情報を公開する機関がない為、契約前に顧客の与信をチェックする機能とフローがなく、契約リスクが日本よりも潜在的に高い。しかし、顧客の契約管理については、支払い方法や期限など詳細を紙の書類で管理しており、これは広告媒体のサプライヤーとの契約に関しても同様だった。書類の紛失等の問題もおきていた。

このような紙管理では、契約状況や支払管理などの全体を把握することが困難で、書類をエクセルに転記することで、情報を横断しての分析をようやく行えていた。

 

管理面の改善に時間を割いてしまうことにより、ビジネスのスピードが犠牲になっていった。

圧倒的にスピード感に欠けていた。

kintoneで見える化、顧客情報と契約フロー

kintoneで最初に行ったのは受注管理だ。 受注する前に、営業担当が顧客名・担当者名・サービス名・期間・金額などを「受注管理アプリ」のレコードに登録する。管理部門と経理が与信を含めた顧客情報を確認・承認し、契約書作成と契約プロセスを進めていく。これにより契約リスクを低減させることが可能になった。

また、一顧客に対して複数の契約が存在する場合にも契約内容や案件に紐づいた担当者が一目瞭然で、混乱なく進捗を管理することができるようになった。

 

契約書や検収書など押印の状況や書類回収の状況も、プロセス管理を利用して管理できるようになり、煩雑な管理から脱却しスピーディな契約フローを確立することができた。

「以前は契約情報をエクセルに転記して行っていた分析作業も、kintoneの集計機能を利用して未回収金額などが一目で把握できるようになりました。」(栗原氏) 売上計上のタイミングや月別売上見込みも、簡単に立てることができるようになったという。

 

また、広告媒体の買い付け情報(メディア名、広告期間、金額、支払条件など)を、受注管理と紐づけたことで、仕入れから出荷までに関連する一連の情報管理が可能となった。

kintone で受注管理を行うことで、契約リスクを低減しながらスピード感を維持することが可能になった。これからのビジネスの拡大に耐えうる準備ができたのだ。

今後の展望 ~ベトナムNo.1 の運用型広告代理店に~

インターネット広告は、日進月歩で進化を続けており、且つそれに伴って運用の複雑化・高度化が加速している。そのため新しい技術への適応等の運用ノウハウにより広告効果が大きく異なる。

しかし、人件費・物価の安さから、ベトナムではインターネット広告代理店を利用しないで自社で広告を運用する企業が日本などと比較すると圧倒的に多いのが現状だ。

そのため、専門の広告運用代理店に委託するほうが実質的な費用対効果が高いことを証明するために実績を積むことが、Moore 社の目下の経営課題だ。

 

「長期スパンではベトナムでNo.1の運用型の広告代理店となること、そして中期的目標としてはベトナムマーケットにおけるGoogle AdWords取扱高でトップシェアとなれることを目標としています。」(栗原氏)

 

テレビ広告への依存が強いといわれてきたベトナムの広告市場だが、スマートフォンの普及に伴いその事情も変わってきている。若者の情報元もFacebookYouTubeなどにシフトし、それに伴い、インターネット広告市場も拡大を続けている。日本でも評価が高いインターネット広告運用技術をもったMoore 社がベトナム市場を席巻する日は近い。

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