熱帯のタイにエアコン省エネソリューションで「次も丸山」を

企業名:ASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO.,LTD.

業務内容:タイを中心とする産業用高圧ポンプ・

               農林業用機械の販売

利用サービス:kintone on cybozu.co

利用用途:物品管理、スケジュール管理など

 


1895年、新潟県で消火器の製造・販売を開始した丸山製作所。ポンプ技術やエンジン技術をコアテクノロジーとして操業120周年を迎えたこの老舗メーカーは、国内のみならず欧米やアジア各国にも事業所を構え、その製品は世界各国で使われている。

その中でもタイでは2009年に日本国外での初の製造工場(Maruyama MFG (Thailand) Co., Ltd.) を立ち上げ、以降、農林業機械の生産拠点として稼働してきた。今回は、タイでその販売と高圧ポンプを使用した省エネプロジェクトを手掛けるASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO.,LTD.(以下アジアンマルヤマ)President宮武氏と、秘書のSintuphun氏にお話を伺った。

事業概要 2本の柱

アジアンマルヤマのビジネスの2本柱を見てみよう。

1本目は、自社製造工場のメリットを生かして、タイ市場の需要に合わせた機械の開発及び販売である。

高水圧を用いて車や外壁の清掃、木皮処理、パイプ洗浄などをできるPressure Washer MKW1210Hは、タイで製造・販売するのは丸山製作所としても第一号機の製品である。

丸山製作所のポンプ技術とホンダ社のエンジン技術という日本技術の集大成としてタイ市場にリリースされた。

Pressure Washer MKW1210H

展示会などでの実演販売で徐々に販売台数も増えているという。展示会等で水圧洗浄のデモンストレーションが実施できるような体制も整えている。

2本目の柱は、エアコン電力量の省エネルギー化ソリューションである。

 

熱帯であるタイではエアコンに利用する電力量が多い。つまり、省エネルギー化の費用対効果が大きいのだ。このソリューションは、専用ポンプユニットをエアコン室外機の外側に設置し、室外機にミスト噴射することにより室外機に取り込まれる外気の温度を下げるもの。年中高温なタイの気候特性を利用した、丸山グループ内でもアジアンマルヤマ独自サービスとして力をいれている。

年間の電気代の1020%もの削減効果があることが実証されており、工場などエアコン電力量の多い企業での導入が見込まれている。特に、年間を通して気温が高い国では費用対効果が高く、年間平均気温が29度というタイをはじめ、周辺各国でのビジネス展開が期待されている。

                      アジアンマルヤマ社エアコン省エネソリューション


エアコン省エネソリューション

情報の点在化で状況把握が困難に

細やかな顧客対応を一番に考えているものの、課題はあった。営業レポートは作成していたが、顧客を軸にした情報管理ができておらず、従業員の入れ替わり時の引き継ぎも難しい状況になっていた。質の高い顧客対応をするためにも、営業効率を高めるためにも、顧客を軸とした実績や問い合わせの管理などの顧客情報一元化が必要になっていた。

kintoneによる情報の一元化を開始

kintoneを導入してまず行ったのは、顧客マスタの作成だ。「新会社として設立し、名刺が増えましたが、管理に困っていました。」(宮武氏) 頂いた名刺を基に、kintoneで顧客マスタを作成し、営業担当と共有した。それぞれが、外からでも訪問先の情報が分かるようになった。

営業担当は、カレンダーアプリでスケジュールの共有を行っている。

また、顧客毎に担当の営業が往訪履歴などを残しておくことで、その担当者が病欠などの時も、商談経緯や進捗が一目瞭然で役に立っているという。

kintone導入は、秘書のSintuphun氏が主担当となって進めた。「ITに特段詳しいわけではありませんが、アプリの作成は分かりやすかったです。」(Sintuphun)

アジアでも「次も丸山」

今後は、客先や販売先への往訪報告などをkintoneで実施していきたいと考えている。現在はエクセルで管理しているが、製品の写真やデモンストレーションの動画添付などを活用して社内での情報共有と蓄積を進めていく予定である。

kintoneで業務を効率化して、事業の柱を3、4本柱と増やしていきたい。」と宮武氏は語る。

 

アジアンマルヤマをふくむ丸山グループの企業理念は「次も丸山」だ。

「次もまた丸山から買いたい」と思ってもらう活動を、タイから各国に向けて行うのがアジアンマルヤマの使命だ。顧客からの「次も丸山」を目指して、アジアにおける中心基地として、信頼・信用・安心の丸山ブランドをタイおよびASEAN周辺国に確立していく。その時顧客から言われるのは、様々な言語での「次も丸山」だろう。