タイで一番支持される人材紹介会社。 パーソネルコンサルタントの秘密とは??

会社名:PERSONNEL CONSULTANT MANPOWER(THAILAND) CO., LTD.

事業内容:人材紹介

利用サービス:kintone on cybozu.com

利用用途:求人情報・セミナー管理・文書管理など


タイで、人材紹介件数No1を取り続けるのは1994年創業のPERSONNEL CONSULTANT MANPOWER(THAILAND) CO., LTD.(パーソネルコンサルタント)だ。タイローカル企業の台頭や日系大手の進出など競争が厳しい人材業界でトップを走り続ける理由を代表取締役社長 小田原 靖氏およびGeneral Manager脊黒 拓也氏に話を聞いた。

パーソネルコンサルタント社とは

タイ・バンコクの中心地、スクンビットの駅前、Interchange 21。その中に広い空間がある。

赤を基調したこの空間は見る人に明るい印象を覚えさせる。この空間にあふれんばかりの人がいるのだ。


※パーソネルコンサルタントのオフィス。応募者であふれかえっている。

ここが、パーソネルコンサルタントのオフィス。 1994 年に創業した同社はタイで1番の紹介件数を誇る人材紹介会社だ。集まっているタイ人は仕事の応募者である。パーソネルコンサルタントには1日30〜50人のタイ人応募者が登録にきているのだ。


創業は20年以上前

アメリカの大学を卒業し、海外でのビジネスを考えている中でたまたま小田原氏がタイに来た。24 歳のときだ。

 

最初はタイにいる日本人駐在員向けに不動産斡旋を中心とする「万屋」的な仕事を始めたが、やっている中で人材の紹介の仕事の比率が大きくなった。

 

「当時のバンコクには今のようにサービス業もなかったので、不動産仲介をしながら、こっちで買って日本に送ったりとか、もう何でも屋さん「万屋」さんだったんですよ。今のようにインターネットもないですし、情報も整理されていなかったですから "洗濯機のホース売ってるところ知ってる"とか相談されるわけですよ。もちろん伊勢丹さんでは買えないですし、東芝さんに注文して1ヶ月後にきますとかそんな対応していました。

代表取締役社長小田原靖氏


 万屋をしているうちに”通訳を探してほしい”なんていう人材の話が増えていったんです。 なぜならば人材紹介は座っていてもできますが、不動産仲介は顧客と一緒に歩かなきゃいけないんですよね。そして一度不動産を決められるとその次の商売がなかなか来ないのですが、人材紹介の場合には1社に何件も話があるじゃないですか。」(小田原氏)

 

やっているうちに大きくなってきた。

 

「やっているうちに人材紹介業にはライセンスが必要だということがわかったのです。タイは人材紹介のライセンスが厳しくて、ライセンスを受けた会社は人材業しか行えなかったのです。だから不動産業をやめてしまって、社名をパーソネルコンサルタントにして人材紹介1本にしました。」(小田原氏)

強みは「顧客の理解」と「スピード」

小田原氏(左)と脊黒氏

パーソネルコンサルタントの一番の強みは20年の積み重ねだ。

 

「我々の1番の強みは、この会社にはどういう人が合うか続くかというのがわかるということですね。例えばこの会社にはこの大学の学閥があるとか。20 年タイでやっていますから。立ち上げから関わっている会社もタイには 1000 社くらいあります。


特に日本人の駐在員は3〜5年で帰任されてしまいますが、駐在員が代わっても我々から紹介した総務や経理のマネージャーは残っています。その方々とのつながりは資産ですね。」(小田原氏)

 

もう一つの強みはスピードだ。

 

日系大手人材紹介会社だと、社内の手続き等に時間がかかるため、顧客からの要請をうけてから人材を紹介するまでに長いときは1か月程度かかることもある。しかしパーソネルコンサルタントの場合は、顧客から問い合わせを受けてから3時間以内に紹介をするのが社内ルールだ。

 

20年の積み重ねによる顧客理解と対応スピード。 現在、タイには大小含めて1000社以上あると言われている人材紹介会社で、 紹介決定数トップを維持しつづけている理由はここにある。

システムの仕事と人の仕事

人材のマッチングの仕事の流れは、 

・候補者の受付

・顧客からの要請

・候補者に連絡して合意を得る

・顧客に紹介

となる。一番時間をかけているのは、紹介する候補者探しだ。膨大な候補者リストを検索し、その中で顧客の要望に当てはまる候補者を選び出す。そして候補者に連絡して合意を取る。

 

スピードを大切にするパーソネルコンサルタントは以前から IT 化には力を入れてきた。しかし、システムがすべて解決してくれる訳ではない。

 

「顧客の要望から候補者を選び出すときにコンピュータの役割は 10 万人から 200 人の候補をだすことだと思っています。そこから実際に顧客に紹介できる人を選ぶのは我々人間であって、直接電話して探します。例えば条件が" 25 歳まで"となっているけど条件にあう候補がいない場合も多々あります。そうしたら検索条件を 27 歳にあげて探してみるとか、アユタヤで見つからなかったらバンコクで探してみて、応募者に電話して調節したりとかの方が仕事だと思うんです。」(小田原氏)

 

そうして膨大な候補者の中から顧客にあった方を選び出し、スピーディーに紹介する。これがパーソネルコンサルタントの仕事だ。

日報の提出先は同僚?「帰宅メール」

パーソネルコンサルタントではサイボウズ社のクラウドデータベース「kintone」を活用している。 求人情報・セミナー管理・文書管理など様々な用途で利用しているが、 ユニークなのは「帰宅メール」と呼んでいる日報だ。

 

日報の提出をルール化している企業は多いが、その提出先は一般的には上司だ。しかしパーソネルコンサルタントでは報告にコメントをいれるのは次に帰宅する人だ。 これを「帰宅メール」と呼んでいる。

 

「もともと日報なんてありませんでした。社長に対して個別に報告していただけで。 それを今では全員が帰宅前に『帰宅メール』登録します。面接した人の感想だとかお客さんとのやり取りだとかを。 それを次に帰る人が見て感想を書くのです。 みんなで文章読んでもらう、読めるような文章を書きましょうっていう狙いですね。」(脊黒氏)

 

「帰宅メール」による情報共有が各社員の活動や思いを組織として見える化、共有化している。

※帰宅メール:帰宅時に提出した日報を次に帰る人がコメントするルール。

今後もタイで。人材で。

「うちの一番の悩みなのですが、50億100億目指せっていうような売上の目標はないのです。 ただ、もっと人材に関わる仕事で強い会社にしていきたいし、もっともっと貢献できる会社にしていきたいと思っています。    

 

われわれの強みは、このタイで、20年間日系企業の動きと紹介する人をみてきたこと。そのシーンは絶対になくならないと思っています。いま、人材紹介に関連する事業を4つ行っています。レンタルオフィス・セミナー・翻訳会社などです。教育も行っていきたいと思っています。今はどのような教育が必要かさぐっている状態です。  

 

やはり我々は今後もタイで日系企業の人に関わる仕事をしていく会社です。」(小田原氏)

 

国の成長に欠かせない「人材」をタイで 20 年提供してきたパーソネルコンサルタント。 これまでの、そしてこれからのタイの成長を支えるのは彼らが引き合わせた人材たちだ。

Write a comment

Comments: 0

Cybozu, Inc.

Tokyo Nihombashi Tower 27F 2-7-1 Nihombashi, Chuo-ku, Tokyo, Japan 103-6028

Instagram!

New Articles!